長い長いケベックの冬

ケベックの冬は気が遠くなるほどしつこく長く厳しいのですが、

冬のケベックを満喫してこそ初めて本当にこの町が好きになる、と聞きます。

ケベックシティは、11月には初雪が降って、気温がみるみる下がり、あっという間に氷点下ワールドになってしまいます。

それでも本格的に寒さが厳しくなるのはクリスマス以降で、マイナス20度くらいまで下がるのはしょっ中ですし、今年の年明けは、マイナス36度を記録!ここまでの気温の時は、さすがになるべく外出を避けて、どうしでも外にでる時はなるべく直接外に肌が露出しないようにしっかり着込んで出るようにします。

このレベルの寒さを何度も経験すると、マイナス8度の日なんかは「あ、今日は結構温かいからお散歩にでかけよう」という感覚に。笑

ちなみに暖かい日は真冬でも2度や3度になることも。

そうこうするうちに通常3月中旬には夜が氷点下、日中が0度以上という気候が続き、メープルシロップの収穫シーズンに。日中は5度くらいになるともう外に半袖短パンで出る人が出没します。

植物の芽が出てきて実際に春の訪れを感じるのは4月末から5月です。

冬のアブラハム広場は人も少なくとってもきれい

ケベックシティの年間平均積雪量は3,5m程度。

時々降る雪は溶けずにそのまま残るので、冬の景色は真っ白で美しい。

特に雪の結晶が風に吹かれてキラキラと舞う時なんかは、冬の美しさにすっかり魅了されてしまいます。

冬はオシャレどころではなくとにかくしっかり暖かい服装で外に出るのが肝心なので、

外を出歩く人々の格好はやたらスポーティー。

特に子供はみんな派手なスキーやスノボのウェアで外に出ています。

風が吹く日なんかは、目だけ出た銀行強盗みたいなルックスの人にも沢山すれ違います。(寒い日は私自身もかなり怪しい格好ですが)

観光客が多いのは夏ですが、冬の景色こそがケベックだなぁ、と思います。

いつか自分が雪国に住むことになるとは、夢にも思いませんでしたが、

いざ住んでみると、以外になんとかなるものです。

家の中が寒い京都の冬の方が実はよっぽど厳しいのではないかと思います。

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