さて、先日完成したリングPriére(プリエール)の制作行程を紹介しようと思います。

今回のPriéreは石がファセットですが、基本的にカボッション(半球状のカット)の時と作り方は変わりません。

ただ、石留めの準備段階でちょっと細かい違いがでてきます。

スタートはこの2パーツ。ドーナツ状の輪が石留めのチューブとなります。
上の写真の輪を圧縮してチューブ状にしたもの。
正確な直径にする為に、線引き盤を使ってところてんの原理で押し出します(ハンマーで叩きだす)
できたチューブが長過ぎたのでカット。
リング用の板は丸めて溶接。
リングの溶接箇所の真上に石留めチューブをセットします。まずは石留めの直径ピッタリの大きさに平らにやすりがけ。
このように合体の準備。隙間がなるべくすくなくピッタリ入るように丁寧にすこしずつ調整していきます
合体!溶接します。
溶接後。裏からのぞくとこんな状態。
穴をとおします
石留めの図説。
石がぴったりはまるように削ります。上の図の①の段階
上の図の②の段階
手前のバースが上の図の①に使ったもの。奥のバースが上の図の②に使ったもの。
ふちの金属を倒して石を留め易いように、ふちの金属を薄くします
完成ー♪

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